デザイナートイアーティスト・RAMPAGE TOYS(ランページ・トイ)代表のJon氏のインタビュー


デザイナーズ・トイのアーティストインタビュー:RAMPAGE TOYS(ランページ・トイ)


当サイトの人気コンテンツになってきた、アーティストインタビューのコーナーですが
今回紹介するのは、日本を拠点に活動するトイアーティスト・RAMPAGE TOYS(ランページ・トイ)代表のJon氏のインタビューを紹介したいと思います。

日本を拠点に活動されている外国人のアーティストの中でも、特に珍しいトイのアーティストですが、今回のインタビューではJon氏の日本での活動内容、この世界に入る事になった理由や、トイ製作に関する想い等を中心に質問してみました。

それではインタビューをどうぞ!


RAMPAGE TOYS(ランページ・トイ)
RAMPAGE TOYS(ランページ・トイ)





デザイナートイアーティスト・RAMPAGE TOYS(ランページ・トイ)代表のJon氏のインタビュー



Masa:

まずは、あなたのアート・トイ製作の活動の中心になっている、ランページトイ・スタジオについて質問させて下さい。
このスタジオは共同で運営されているスタジオなんですか?それとも、JONさんの専用のトイ製作スタジオなんですか?


Jon氏:

ランページ・スタジオは、実は自分が住んでいる家なんです!私は、この一軒の家を友達に借りています。住んでいる家なんですがスタジオとしても使用しています。私は妻と二匹の猫と一緒に住んでいます。スタジオは自分だけのスペースですが、他のアーティストの友達もやって来て、共同でスタジオを使って作品を作っていますね。




Masa:

あなたが、アーティストとしてキャリアを始めた理由を聞かせて下さい。


Jon氏:

私は、アートに目覚める前の当初は、Devil Robotsと、IWG (Insurgent Wilderness Gruppo)というトイメーカーに影響されていました。それは大体2007年くらいの事でしたね。そして、2008年になり自分も※レジンでキャラクターを作り始めました。※レジン((天然)樹脂)

当時はパソコン関係の仕事をしていましたが、トイやアート製作に打ち込む事を本格的に始めたいと思っていたので、この仕事の量を減らし、アート関係の仕事を増やそうと努力を重ねていました。そして、2010年の後半にパソコン関係の仕事を辞め、キャラクターアートとアートトイの仕事を本業にしました。

私は、正式なアートトレーニングを受けていません。私の作品作りは、試行錯誤(トライアルアンドエラー)を重ねて、独学でトイの作り方を行ってきました。現在行っているのトイメーカーとしての仕事を始める前には、趣味でプラモデル等を作っていましたので、昔から技術的な物は自然と訓練していましたね。




Masa:

Jonさんが、日本に来ようと思 った理由は、どんな理由からなんでしょうか?


Jon氏:

日本に来るきっかけになったのは、半分は偶然な事で、半分は計画的に来たと言えますね。
私の妻は先生なので、彼女の仕事で日本に来るチャンスがありました。そして私は日本に行くという事が決まってから、※ソフビ(sofubi)の作り方を勉強し始めました。

私は、日本の食べ物と文化が大好きですね。ただ日本語がもっと上手に使えるようになれれば・・・^^。ですが、私の日本語力は少しずつ上がって、話せるようにはなってきていますね^^。後は、日本の人は私の変な日本語を優しく聞いてくれていますし。^^コミュニケーションは問題ありません^^

※ソフビ(ソフトビニールの略。塩化ビニールモノマーを金型に流し込んで加熱することにより、重合して得られる中空の成形品の事です)




Masa:

あなたは、これまでどんな物や事、作品から影響を受けてきましたか?


Jon氏:

私は、やはり、昔のTsuburaya Productionsの怪獣系アートに影響されていますね。そして、今現在活躍しているトイアーティストにも影響を受けていますね。私のアートは、フィギュアやメディアによってスタイルが異なります。トイの表面のマテリアルが粗い物であれば、筆を使ってハンドメイドでペンキを塗ります。

そして、マテリアルの表面がツルツルの物であれば、エアーブラシを使って塗装していますね。私のペインティングの方法は、Bwana Spoonsというメーカーに影響されたスタイルだと思います。ですが、結局は作品を作る際に、いつも様々なアーティストの作った作品からインスパイヤされていますね。




Masa:

あなたの作品からは、アートトイの雰囲気がしますが、あなた自身は自分の事をトイアーティストだと思っている?デザイナーだと思っていますか?


Jon氏:

私は、誰かに「あなたの仕事は何ですか?」と聞かれる際、「私はキャラクターデザイナーです。」と答えるようにしています。私が作っているトイは、アートだと思います。

そして、私が販売する殆どの作品は、私がハンドメイドでペイントしたものですし、他の作品は友達やリスペクトしているアーティストがペイントしています。多くの人々は、このような作品はただのトイだと言っている人がいますが、その点では私個人の意見として違うと思っています。

普通の子供向けの「トイ」は、所詮子供のおもちゃで、取り扱いも乱暴で大切にされていないでしょう。ですが、私の作品は色々なポーズが出来ますし、アートの飾の物として楽しんでもらえると作品だと思います。私のトイは子供の物ではありませんし、キャンバスに描くアートと同様にデリケートな工程を経て作られました。

私は、例えば一個の作品のペイントに18時間くらいの時間を要して製作した事があります。私のアートスタイルは何年間も鍛錬して出来上がったものなので、自分のトイを「アート」と呼ぶ事は正しい見解だと思っています。




Masa:

あなたは、他の国のトイショーなどにも参加していると思いますが、海外のトイ・アートシーンと日本のトイ・アートシーンの違いを感じる事はありますか?


Jon氏:

私はアメリカのトイショーで作品を売った事もありますし、シンガポール、ヨーロッパのトイショーにも参加してきました。
でも、やはり日本は、このジャンル(特にソフビ怪獣系トイ)の中心ですね。

アメリカでも、このジャンルはとても人気があります。でも、私の個人的な意見ですが、アメリカで人気になるトイと日本で人気になるトイは違うと思います。また日本人の好きなテイストは、他の国と比べた場合、一般的にかなり異なると思います。




Masa:

日本のフィギュア・トイオタクと海外のフィギュア・トイオタクではどんな違いがあると思いますか?(モチベーションや考え方など)


Jon氏:

これは難しい質問ですね!世界中のトイコレクターは比較的似ていると思いますね。でも、日本人のコレクターは一般的に、トイが気に入れば個人の好みを優先して買う人がいると思いますが、欧米のコレクターは人気がある作品か、リミテッドの作品を狙って買う傾向があると思いますね。私の個人的な意見なので、正しいか、正しくないのか分かりませんが。




Masa:

作品を作る時には、どんな事を一番大切にしていますか?


Jon氏:

一番心がけているのは、私がその作品を製作する際に、それが好きかどうかという感性を大切にしている所です。
トイをデザインする時、「これは売れるかな?」という事ではなくて、自分のインスピレーションをベースに作っています。

私は次の作品のアイディアを長い時間をかけて考えていますが、今はまだ決めていません。今年の夏の「Wonderfestival」までに新しいトイを作りたいと思っています。




Masa:

トイやフィギュアの作品は、すべてあなた一人で製作を行っているのでしょうか?外注して製作している部分もあるのでしょうか?


Jon氏:

今は二人のアメリカ人のアーティストとコラボレーションしていますが、普段は全てイチからデザインして自分で作っています。そこから粘土の原型(プロトタイプ)まで作っていますね。次のプロジェクトは、自分でワックス型枠(フィギュアのベースになる物)を作るつもりです。トイの型枠とビニールフィギュアは東京の小さい工場で作ってもらっています。




Masa:

日本のフィギュアマニアやトイマニアに、自分の作品のどんな点をアピールしたいと思っていますか?


Jon氏:

私は、日本の文化や日本の伝説のキャラクター、日本の歴史にとても興味がありますので、私のトイは、こういった要素からインスピレーションを受けています。私は、日本人に感動してもらえる作品を作りたいと思っています。

そして、私は作品・ペイントのクオリティーを上げるにアート製作をやり続けるつもりです。日本人のコレクターは、こういった細かく、クオリティーの高いアートワークを認めてくれると思っています。ですから、私はカラフルで綺麗なアート作品を作ろうと、いつも試みています。




Masa:

ランページスタジオでは最近イベントを行いましたね。イベントの様子はどうだったのでしょうか?満足する結果が得られましたか?


Jon氏:

はい。個人的に満足いく結果が出たので大成功でした!スタジオを公開して、多くのお客さんが来てくれた事は、とても楽しかったです。
私の妻は、私の活動を今までずっとサポートしてくれて、今回のスタジオでのイベントもサポートもしてくれました。
多くの人々が来てくれて、ポジティブな言葉をかけてくれたので、アーティストとして、とても気持ちがよかったです。

私は、日本人のファンとコレクターの為に、これからも楽しい作品を作り続きたいと思います。ランページスタジオの次の展示は、三月の中旬くらいに行う予定ですので、このイベントも、とても楽しみにしています!




Masa:

フィギュペディアの読者にメッセージがあればお願いします。


Jon氏:

はい。皆さん、時間がある時に是非、ランページスタジオに遊びに来てくださいね!お茶を飲みながら、トイとアートの話をしましょう!^^



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